今日はネガティヴな方、ストレス耐性が低いと感じている方の性格を変化させる方法がある簡単な習慣で手に入れられるかもしれないというお話です。
結論からいいます。
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| 食事前に舌を磨く|
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( 'д` )||
/ づΦ
はい、これだけなんです。
では追って説明します。
【口腔環境は腸内環境に影響を与える】
「テレビでやっていたけど、お腹が緩い人は食事の前に舌を磨くといいらしいよ」と川越から聞いた。
調べてみると、歯周病菌の中のその1つであるジンジバリス菌が腸に流れ込む事によってお腹を緩くするらしい。ここでのポイントは【食事前に歯や舌を磨く】ということ。確かに考えてみれば食事の前に磨かなければ口内細菌は食事と共に腸に流れてしまうわけで食事の後では遅い。食後に磨くというのは慣習であって自主的な思考ではない。早速、舌磨きブラシと舌磨きジェルを購入し試してみる。劇的ではないが以前よりもお腹が緩くなる事が減ったと実感している。
【腸内細菌は性格に影響を与える】
神経科学と解剖学を専門とするユニヴァーシティカレッジコークのジョン・F・クライアン教授によれば、ある種の腸内細菌は、精神状態によい影響を及ぼす可能性があり、最近行われたいくつかの研究では、そのような細菌を動物に投与すると、不安やストレスへの対応力が向上することがわかったといいます。
★活発なマウスと臆病なマウス★
カナダのマクスター大学のプレミシル・ベルチック博士は、2匹のマウスの腸内フローラ(腸内細菌の群生)の違いを発見し、活発なマウスの腸内フローラを臆病なマウスに移植すると、警戒心が下がり、台から早く降りられるようになり、一方臆病なマウスの腸内フローラを移植された活発なマウスは警戒心が高まり、台から降りるのに時間がかかるようになったというのです。
腸内環境によって性格が変化する報告は枚挙にいとまがないようです。
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【口腔環境は性格にも影響を与える】
口は腸に繋がっている。腸は脳に繋がっている。口腔環境は性格にも影響を与えるのではないかと私は仮説をたててみました。今後の研究、エビデンスが待たれるところではありますが(笑)
【まとめ】
(1)歯磨き舌磨きを食前にも行う。
(2)歯周病菌を腸内に流失させない。
(3)腸内環境の改善
(4)腸内フローラ内の善玉菌が増加
(5)良好な精神状態に寄与する腸内細菌の増加
(6)ポジティブでストレスに強い性格に変化
【おまけ】私の菌活
(1)グルタミン
グルタミンは体に一番多く存在するアミノ酸で、体内の全遊離アミノ酸中60%を占めています。グルタミンは腸管の最も重要なエネルギー源であることが明らかになっています。腸管には絨(じゅう)毛(もう)という突起があり、食事から摂った栄養素はここから吸収され、肝臓を通して全身へと送り込まれます。また細菌やウイルスの侵入を防ぐ働きもあります。
私はビーレジェンドさんのグルタミンを使用しています。なおビーレジェンドさんのグルタミンには1食約5g中に250億個の乳酸菌まで配合されています。これをプロテインに混ぜて飲んでいます。
(2)強力わかもと
強力わかもとは、わかもと製薬の製造・販売するビール酵母、乳酸菌、消化酵素の3つの天然由来成分による消化、整腸、栄養補給を目的とした胃腸薬である。名前の「わかもと」は、若さの素を意味する若素(わかもと)から来ており、後に漢字の若素から平仮名のわかもとに変更されたものである。薬事法の規制緩和を受けて現在の分類は医薬部外品となっている。
ビール酵母の風味なのか香ばしくてボリボリ食べてしまいたい。私の尊敬する故マッスル北村氏も食事の後に飲み下していたとかいないとか。
(3)納豆
納豆菌は、強酸性の胃液に対する耐久性があり、生きて腸まで届き、腸内発酵した結果、善玉菌が繁殖しやすい環境を作るとされます。さらに、腸内で繁殖した納豆菌の抗菌作用は、O-157病原性大腸菌や、チフス・赤痢・サルモネラ菌をも抑制してしまうことが確認されている。納豆菌はあまりにも強力なので宇宙からやってきたエイリアンではないかと疑ってる人もいるとかいないとか。興味がある方はググってみてね。
舌もみがこう
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`川川川川
(二二二二二二二二二二)
ーその男、身なり甚だ見窄(みすぼ)らしい。ー
誰の記憶にも留まらない遠い昔の冬の日の話だ。富める者も、貧しき者にも平等に温もりを注いだ太陽が西の杉山につるべを落とすように消えていった。東側の丘陵の麓から宵闇が忍び込む。私は生きるための作業を機械的にこなした。寒い冬にできる事なんて限られている。家族を飢えさせない為に僅かばかりの種を大事に育てていた。今日を振り返る。竈門から女房がヒエを炊(かし)ぐ香りが漂ってきた。
「さぁ、ゆうげにしようか」
私がそう言うと同時に土間の戸口をコツコツと力無く叩く音がする。はて、こんな時間に誰が我が家を尋ねるだろうか。訝(いぶか)しながらも村の者に不幸が出たのかとも思い戸を開ける。夕闇を纏いながら、今にも倒れそうなやつれ果てた男がよろめき立っている。その男、身なり甚だ見窄らしい。眼の奥の光は消え失せるほど力がないのにギョロリとした眼の形が幾分私の身体を身構えさせた。まるで怪我をして羽根を毟り取られた鴉のようだった。
「私は衆生救済のために諸国をまわる行者の者です。蓄えも尽き、この寒さで足を進めることも敵わない。迷惑はおかけしませぬ故、一晩泊めてはくださらぬだろうか…」
男はそう言うと土間にへたへたと座り込んでしまった。私は困ってしまった。この付近では盗賊も珍しくはない。ましてや、村では見ない顔のものだ。女房や子ども達に、もしもがあっていけない。しかし倒れ込んだ者を外に追い出すのも憚られる。対応をあぐねていると、女房が「どうぞお上がりください。見た通り貧しい家で大したおもてなしは出来そうにもありませんが…」と言い、男を迎え入れるよう私の袖を引き促した。女房のその言葉は、行者だけではなく、善悪に逡巡する私の心まで救ってくれたような心持ちがした。
囲炉裏を囲み、ヒエの粥を啜りながら、男は此処に辿り着くまでの話をした。一度志したら後戻りは許されず、中途断念するときは切腹するしかない回峰行の話。断食、断水、断眠、断臥の上、10万回の真言を唱える御堂入りの話。天空をかける星々の煌めき。諳んじる真言を聞き揺れる名もなき花々。そして今日、我が家を訪ねる前の出来事。
どうやら、男は我が家に辿り着く前に、数軒の家を尋ねたらしい。その訪ねた家々は、どれも村では裕福な豪家の一族であった。だが、いずれの一族も男を門前払いしたようだった。
「卑しい身なりだった。追い払われたのはしょうがない事だ。」男の言葉には妬みも嫉みもなかった。清々しいその思いを聞いたとき、私は同じ対応をしようとしたことを内心で酷く恥じた。私も同じ事をしようとしていたのだ…。私は女房に感謝した。男を迎え入れなかったら私は良心の呵責に苛まれたであろう。男は一通り話をすると私の子供達と遊び始めた。私の子供達は何故かその男によく懐いた。
鳥が鳴く。また衆生を照らす太陽が東の丘陵の麓から上り始めた。男は先を急がなければならないらしい。恭(うやうや)しく昨夜の礼をいうと去り際に「やがてこの村には恐ろしい疫病が流行るであろう。先ずは味覚が失われ、酷い倦怠感の上に窒息をおこす病のようだ。そうなる前に戸口に八つ手とニンニクの葉を貼るとよいだろう。」と言い残した。
「あなたの名は…」
「名も名乗らず申し訳なかった。さぞ私は怪しいものであっただろう。」そう言って男は笑うと私の名はスサノウと言って。丘陵を下っていった。驚いたことに曲がり角を曲がるときに一陣の風が吹いたかと思うと消えるように男はいなくなった。男の足跡はなかった。
それから暫くすると男の予言の通りに疫病が隣村から流行りだした。その勢いは凄まじく私の村に蔓延するのも時間はかからなかった。私は男の言いつけ通りに戸口に八つ手とニンニクの葉を貼り、家族とともに身を寄せた。村の者も老人は死に絶えるか若い者であっても罹患すれば酷い後遺症が残った。豪家はさらに酷く、一族皆が死に絶えたが我が家だけは死者どころか罹患するものもおらず難を免れた。
私は恐ろしくなった。あの男の予言が的中したのだ。そしてあの夜に男を追い返していたらどうなっていただろうか。思い返せば去り際にあの男がスサノウと言ったが、まさか須佐之男命だったのではないか。神様を我が家に招いていたのか。女房に男の名とこの話をすると泣きながら有難い事だと嗚咽した。私はこの出来事と男の話を生き残った村の者に話したが男の姿を知るものは我が家を除いて一人もいなかった。
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宮崎市街地を一望できる丘陵の下北方地区に古くから伝わる「ゴンゾサマ」の伝承に創作を加え書いてみました。※史実と異なる部分もあります。
この下北方地区のゴンゾサマ伝承は風土記に登場する蘇民将来の話を下敷きに生まれたものと考えられています。ゴンゾサマは牛頭天王(ゴズテンノウ)の化身と言われており、口頭伝承によりゴンズサマがゴンゾサマと言い換えられたようです。牛頭天王は仏教の神様ですが日本の神道文化と出会い(神仏習合)須佐之男命と同義に扱われるようになりました。現在の下北方地区の各家庭の戸口には八つ手、ニンニクの葉の代わりにゴンゾサマのお姿の版画護符が貼られているのを見ることができます。なおゴンゾサマの版画護符を刷ること出来るのは貧者の末裔と言われる一族だけに許されており、その製法は⑴和紙を二つ折りにする。⑵版木に墨を塗り先程の和紙をのせる。⑶椿の葉でこする。⑷自然乾燥する。⑸これを1110回、一枚づつ作成する。途方もない手間隙をかけて作成され、これは下北方自治会世帯に配られる非売品の護符というわけで大変希少なものです。尚、宮崎神宮で販売されているゴンゾサマは下北方地区で配布されるゴンゾサマとは姿形が違っていて、これは本来の版画護符とは全くの別物かと思われます。
須佐之男命といえば先日、水曜日のダウンタウンで過去に天災に見舞われたことのない岐阜県加茂郡七宗町の御祭神が須佐之男命だとか、東北大震災の折には須佐之男命を祀る神社までは津波は到達しなかったなど霊験あらたかな神として話題になりました。
下北方地区は市街地までのアクセスが容易でありながら自然を多く残す環境かつ小高い丘陵地で、震災以降、高台移住を希望するもの達の間で土地需要が高まり急激に地価が上昇しました。広く衆生救済を願ったゴンゾサマの意向とは裏腹に、下北方地区は奇しくも富裕層しか住むことができない地域になりつつあります。ゴンゾサマが今の状況をどのような思いで見ていらっしゃるかは分かり兼ねますが私が生まれ育った地区のご当地の神様が未だ収束の見えないコロナ禍を切り裂いて下さることを祈念し、今回、下北方に伝わるゴンゾサマの伝承を皆様にお伝えすることにした次第です。
僕は、もがいていた。今もそれにあまり変わりはないが考え方が変わった。それはリチャードバック・ジョナサンに出会ったからだ。それ以来、今の状況を楽しんでいたり出来るようになった。
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ある時、リチャードバック・ジョナサンはこう言った。
「おいおい、まさか幸せになりたいと願ってるんじゃないだろうね?」
「だいたい、君は願い方が雑なんだよ。神様はそんな曖昧なお願いなんて聞いてる暇はないんだ。」
「それにね、幸せになりたいって考えは「今、自分が幸せじゃない」って思ってるからそう考えるんだろ?」
「思考を支える「思考」の方が宇宙に発するメッセージはとても強力なんだ。」
「神様は君の願いを忠実に叶えてるんだ。つまり幸せになりたい状態の不幸せな君をずっと後押ししている。」
「うまくいってないって思うなら、よく自分の考えを見つめ直してみるといいだろう。」
「あとお金持ちになりたいって願いも曖昧だからやめておけ。神社でお願いしても叶わないよ。」
「でも100万円を稼ぐって願いは叶うよ。それは叶うまでの時間の問題だけだ。それにそれはもう願いですらない、それは決意だ。」
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ジョナサンはそういうと僕の側でスマホを取り出してゲームを始めた。足跡の音とゾンビの息遣いが聞こえる。マインクラフトだ。
「君はマインクラフトやったことがあるかい?めちゃくちゃ面白いよな!何で面白いか考えたことあるか?あれは何も持ってない状態から始めるから面白いんだ。ある時、俺はあのゲームで地底深く冒険をしていたんだ。」
ジョナサンはコーヒーをすすりながら続けた。
「ゾンビを薙ぎ倒し、クモを払い、数少ない材料でツルハシや足場を作って、ダイヤモンド鉱石の地点までたどり着いたんだ。目の前には砂岩があった。焦る気持ちを抑えつつ前に進むためにツルハシを入れた。すると上から土砂崩れを起こして死んでしまった。マイクラは死んだ地点に全てのアイテムが落ちるだろ。俺は嘆いた。今までこのゲームにかけた時間を考えた。そんなときふとある考えがよぎった。君もクリエイティブモードって知ってるだろう?全てのアイテムが無限に手に入り、お腹が空かず、ゾンビすら襲ってこない。極め付けは空が飛べる。俺はクリエイティブモードに設定を変えてアイテムを取り戻しに行くことを決めた。」
ジョナサンは細い目をして遠くを見つめた。
「どうなったと思う?」
「無事にアイテムを回収したんじゃないのか?」
ジョナサンは空になった紙コップをストンと置いた。
その音は二人の沈黙の間を縫って、妙に僕の耳に響いた。
「いや違う、アイテムを取りに行く必要がなくなったんだ。それにプロセスを介さず何でも手に入るようになった。好きなところを飛んで冒険をしたが俺はもうゲームなんてどうでも良くなった。何も喜びがないんだ。そうして俺はマイクラをやめてしまった」
「なんとなく人生を教えてくれてる気がしないか?何もかも簡単に手に入ると喜びがないんだ。喜びはそのプロセスにあることを知ったんだよ」
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「世界には物理的幸福のキャパシティというものが存在する。例えば君は時として存在しているだけで誰かを傷つけている。君の笑顔は俺の涙だったりする。そして俺の笑顔は君の涙だったりする。こうして幸せは循環し、君が幸せでない時は幸せを感じるための準備期間なんだ。何もかも手に入ってしまったらこの世になぜ生まれてきたのかを思い出せないんだ。この相対性の世界に入り込んでしまったのは君がもっと自己実現をするためにこの世界を選んだからなんだ。幸せを感じるためには不幸せという状態を知らなければならない。」
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ジョナサンはこう続けた。
まぁさっきの話と矛盾するがもっと簡単に幸せになれる方法がある。
「教えて欲しいなら、俺にセブンカフェを奢れよ!グアテマラの方だぞ!」
やれやれ…味の違いなんてわかるんだろうか?しかしその方法が知りたい僕はジョナサンにグアテマラを奢った!
「うーん、いい香りだ!」
「よし、教えてやるぞ!究極の秘密!」
僕は唾を飲み込んだ。
勿体ぶって彼はこう言った。
「それは、自分が幸せってことに気付くことなんだ…」